自分の臭いが気になる…特に、職場内でクサイと思われてないか心配…という人は多いです。

口臭ワキガ加齢臭足のニオイは4大臭と言われ、この言葉を読んだだけでも気分が悪くなる人もいるかも…と心配になるほど忌み嫌われています。

しかし幸いなことに、いまは体臭を防止・軽減してくれるグッズがたくさんあり、身体の中から臭いの元を断つ方法もわかってきました。

臭い対策をきちんとして、職場での臭い撒き散らしを防ぎましょう。臭いの元を断つ方法を紹介します。


体臭防止は社会人のエチケット!

年齢を重ねるに伴い、どうしてもきつくなってしまう“カラダの臭い”。本人は自覚していなくても、悲しいかな、人の身体は押し寄せる歳の波には勝つことができず、悪臭という形になって現れるようです。

まず臭いを「仕方がない!」と開き直るのはお勧めできません。

というのも、臭いは人間関係にも影響を及ぼしますし、それが原因でビジネスやプライベートでマイナスに響くことも。

むしろ、臭い対策はエチケットと捉えて、対策を講じるべきです。

幸いなことに、最近は様々な体臭を防止・軽減してくれるグッズもたくさんあります。

あるいは、ライフスタイルを改善することで抑えることもできます。

自覚症状のあるなしに関わらず、転ばぬ先の杖として、実践してみてはいかがでしょうか。

ここでは、「加齢臭」「口臭」「足の臭い」「ワキガ」という、4大臭いをトピックに、対策法を紹介していきます!

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ニオイ対策1:加齢臭

気づけば、おじさんの代名詞となった「加齢臭」。

会社や家族のために汗水流しているというのに、オフィスに戻れば女性社員から、家族からは笑顔どころかしかめ面で迎えられるという……なんともヒドイ仕打ちを経験した人もいるのでは?

加齢臭

加齢臭とは中年特有の体臭のこと。

40代以降になると現れ始め、独特の青臭さと脂臭さが特徴で、自分自身や衣類、枕などからチーズや古本のような臭いを感じるようになれば、加齢臭デビューで間違いありません。

元になるのは、脂肪酸と過酸化脂質が結びつくことにより生まれる「ノネナール」という物質。40歳を過ぎると酸化に対する抑制力が低下して、この脂肪酸と過酸化脂質の分泌量が増加するに伴い、ノネナールが増すのです。

とはいえ、生活習慣や食生活を改善することで、加齢臭を抑えることは可能です。ポイントは、原因となるノネナールの発生=脂肪酸と過酸化脂質の分泌量を減らすこと。

例えば、過酸化脂質が増えるのは活性酸素が体内に大量発生したときで、その要因のひとつがストレスといわれています。

ストレスを感じると体内に活性酸素、さらには過酸化脂質も増えて加齢臭につながるわけです。

ストレスはため込まず、上手に解消することがよさそうです。

活性酸素という点では、タバコや激しい運動もNG。

ともに活性酸素の発生源なので、タバコはやめるor本数を抑える、運動も激しいのではなく、ウォーキングなど軽い運動を長時間するのがお勧めです。

そもそも、タバコはそれ自体が悪臭とされるムキがあり、健康面からも控えたほうがいいかもしれません。

食生活のポイントは、ノネナールが苦手とする抗酸化作用のある食べ物を採ること。

代表的なのはビタミンCやEを多く含む食材で、パセリやブロッコリーなどの緑黄色野菜、レモンやイチゴといった果物、西洋カボチャ、大根の葉、菜の花などが代表的です。

他にも、ポリフェノールやβカロチン、カテキン、イソフラボン、セサミノールも抗酸化作用があるといわれています。

食べ物で摂取するのが難しいようなら、サプリメントを使うという手もあるでしょう。

なお、動物性脂肪が多い洋食は控えたいところ。対して和食は動物性脂肪が少なく、豆腐や味噌といった大豆食品にはイソフラボンなど抗酸化作用が期待できる成分がふんだんに含まれています。

一方、臭い対策として便利なのが、ガムや石鹸、あるいは香水です。最近は消臭効果のある柔軟剤も多くありますので、試してみることをお勧めします。

このように、さまざまな手段で加齢臭を抑えることはできます。ぜひ、生活に取り入れてください。


ニオイ対策2:口臭

人づきあいで、意外と気になる口臭。商談中や社内で会話をするとき、ふと「息が臭うな…」「自分の息は臭くないだろうか」と気にしたことはないでしょうか。

なんと、人との距離が近づいたときに不快に感じることの1位は口臭だそうで、ともすると人間関係にも影響を及ぼします。

口臭

プライベート・ビジネスにも密接に関わるだけに、きちんと対策をしておきたいところですが、基本的には、次のようなことを試すことです。

寝る前と起床後の歯磨き

睡眠中は唾液の分泌速度が遅くなり、口内が乾燥。口臭の元になる細菌が爆発的に増えて、起床直後は口内の細菌は就寝前の30倍になっているそうです。

これって、大便10グラムにいる細菌と同じレベルだとか! 就寝前と起床後は歯磨きをして口内の細菌を減らしましょう。

ちなみに、歯ブラシは小さなモノを選び、歯と歯のすき間にブラシを指し込むようにタテに細かく動かし、一本ずつ磨くこと。デンタルフロスを使うと、より効果的です。

食後の口腔ケア

口臭は口の中が酸性だときつくなり、特に食後は酸性に傾きがち。

食後はすぐに歯磨きといきたいところですが、口内が酸性のときは歯の表面がもろく、歯ブラシでこすると歯自体が傷つきやすくなります。

そこでお勧めなのは、飲食後は歯磨き粉を使わず水で軽く歯を磨き、軽くすすぐこと。水を含み舌の表面を口内天井とこすり合わせて、舌の表面に残った食べカスを洗い流します。

これを何度か繰り返しましょう。

唾液の分泌を促す

唾液には口内の殺菌・抗菌・洗浄効果があり、口臭対策の強い味方。反対に唾液が減ると口臭はきつくなります。

ようは、唾液を多く保つのがポイントですが、効果的なのが「すっぱいものを思い浮かべること」。例えば梅干をイメージすれば、すっぱい感覚を思い出し、自然と唾液が分泌されます。

キシリトールにも唾液の分泌を促す作用があり、口臭予防に◎。キシリトールガムを常備しておくというのも手です。

適度な水分補給

水分が足りなくなると唾液の分泌量は減少します。そこで水分補給が必須なのですが、余計な成分が含まれていない水が最適。

お茶やコーヒーにはカフェインが含まれ利尿作用があり、体内から水分が出ていくので、大量に摂取すると逆効果になります。

また、口呼吸は口内を乾燥させるので、口臭を防ぐには鼻呼吸にすること。虫歯や歯石、歯周病も口臭の大きな原因ですから、定期的にデンタルクリニックでメンテナンスをしてもらうことです。

糖尿病や蓄膿症、鼻炎も口臭につながりますから、健康診断などで病気が見つかれば、早期に治療しておきましょう。

このように、ちょっとした生活習慣の改善や予防策を講じることで、口臭はしっかり抑えられます。


ニオイ対策3:足の臭い

足の臭いが気になるビジネスパーソンは多いはず。

革靴を履いて1日中外回りだと、中はムレムレ…。その後の飲み会がお座敷だったりしたら、女子社員から総ヒンシュクなんてことになりかねません。

帰宅すれば玄関先で靴下を脱ぎ、その場でタオルの使用を命じられるお父さんも…。

足の臭いのせいで会社はおろか、一家の鼻つまみもの扱いをされてしまうという、なんとも不憫な話です。

足の臭い

足の裏には無数の汗腺がありあり、1日でコップ一杯の汗をかくそうです。履物で通気性が悪く雑菌が繁殖しやすい環境にあるので、どうしても臭いの原因になってしまいます。

人間の角質をエサに雑菌が増え、汗と合わさることで、あの独特の悪臭を放つというのが基本的な仕組みなのです。

そこで注目すべきは汗と雑菌と角質。これらを抑えることがニオイ対策になります。

例えば靴。洗わないで使い続けると汗や雑菌が蓄積しますから、洗えるモノを選ぶこと。同じ靴を使い続けず、履かない靴には乾燥剤を入れ、陰干しするのもポイントです。

消臭効果のある靴下を利用するのもいいでしょう。

足に付着した雑菌は、お風呂でしっかり洗うのはもちろんのこと、殺菌効果のあるスプレーやクリームを塗るなど、定期的なケアを心がけることです。

雑菌の繁殖原である角質は、入浴中、皮膚が柔らかくなっているときに専用のグッズで取り除けばOK。かなり臭いは抑えられます。

なお、足の爪には垢がたまりやすく、これが悪臭になることも。こまめに切りましょう。

食生活も足の臭いに関係します。肉やファストフードといった動物性たんぱく質が多いものばかり食べていると、皮脂の分泌が増えて臭いの原因に。

魚や野菜をたくさん食べたほうが予防につながるようです。

対策グッズもたくさんあり、足や靴に使う専用のスプレーやクリームはもちろん、お酢や重曹、ミョウバンも効きます。防臭効果のあるインソールも便利です。

現代人にとって、靴を履かない生活は考えられません。だからこそ適切なケアを行い、予防するのが最善策だということ。これで、悪臭ともおさらばです!


ニオイ対策4:ワキガ

ワキガとはご存知の通り、脇から発する臭い。人により気にならない場合もあれば、不快に感じることもあったり…非常にデリケートな問題なので、悩みを抱える人は少なくありません。

ワキガ

ワキガは、親からの体質遺伝が目立ちます。例えば、片方の親がワキガだと、子供に遺伝する確率は50%ほど。両方ともがそうだと、80%の確率で遺伝します。

ただし、発症時期には個人差があり、小学生のころから発症する人もいれば、30歳近くになってからということも。

一般的には、ワキガの原因となるアポクリン汗腺の数が男性よりも多い女性に多く見られます。

アポクリン汗腺は、脇の下にある分泌腺のひとつ。ここから出る汗には、脂肪、鉄分、色素、蛍光物質、アンモニアなどが含まれ、皮膚にある常在菌と合わさり分解することで、独特の臭いを発し、黄色い汗じみや黄ばみの原因にもなるそうです。

対策方法のびとつが、手術によりアポクリン汗腺を取り除いて根治させること。

専門のクリニックもたくさんあり、メスによる手術やボトックス注射、レーザー治療など、治療方法もいくつかあります。ただし注意したいのは、クリニック選び。価格だけではなく、経験や実績、アフターケアなどをちゃんと確認して、決めましょう。

手軽な対策でワキガを抑えることもできます。市販の制汗剤や殺菌性のある成分が含まれるスプレーやクリームなどがたくさんあり、効果を得られるようです。

食生活を見直すことでも対策は可能です。

ポイントは肉類や乳製品といった動物性タンパク質・脂肪の摂取を抑えること。過剰摂取は汗腺を大きく太くしたり、皮脂腺の動きを活性化させ、多汗の原因にもなります。

さらにアルカリ性食品中心の食事、緑黄色野菜や海草類など、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどミネラル分を豊富に含んだ食品を多く食べることも効果的です。ニオイが強い、刺激の強い香辛料もなるべく避けましょう。

ワキガは自然治癒することなく、手術をしない限り、その人に一生付きまといます。だからこそ、自分に合ったケアが大事です。

自分の体の臭いは自分の努力で改善できる

どの部分にしても、人の身体にまつわる厄介なニオイ。

なかには気にするあまり、心身に不調をきたすことも…。

におい

そうならないためにも、早期かつ適切なケアが求められます。ぜひ、ご参考ください!

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体臭を防止して、大切な人ともっとお近づきになれますように。