損をしたくない!儲けは小さくてもローリスク投資でいい!

そんな人は多いでしょう。

銀行に預金していても利息はスズメの涙、せめてもうちょっと増えて欲しいよ~と思いつつも、失敗すると大きな額のお金を失う株式投資や先物、FX、不動産投資に手を出すのは避けることに決めている堅実派のあなた。

実は意外な商品がハイリスクで、大きく資産を目減りさせている人がたくさんいることをご存知でしょうか?

ローリスク ローリターンでかまわない。

そんな志向の方のために、無理をしないでコツコツ投資少額から運用する方法を紹介します。


ローリスク投資&コツコツ投資が生き残る!

ごく当然のことですが、投資は儲かることもあれば、損をすることもあります。

大きく儲かる(ハイリターン)が期待できる投資なら損をする可能性は高い(ハイリスク)。

少しだけ儲かる(ローリターンなら損をする可能性は低い(ローリスク)。

しかしながら雑誌やウェブなどで紹介される投資商品は、見栄えを派手にする必要もあり、とにかく高利回りをうたうものがほとんど。

世の中にはリスクをあまり取らず、コツコツ運用したい人だっているはずなのに、です。

実際、大儲けした成功した!という人が1人いれば、損をした人が100人はいると考えた方がいいです。

そこで、損をする可能性がなるべく低くローリスクでコツコツ投資できる方法を調べてみました。

長期でなるべく損をしないように運用するなら、以下の方法がベターですよ。

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1:確定拠出年金

年金には国民年金と厚生年金という、加入が義務付けられている公的年金と、民間が任意で運営する私的年金があります。

その私的年金の1つで最近、注目されているのが、確定拠出年金です。

勤めている職場に制度があって加入している(確定拠出年金(企業型))という人は、会社でもらった説明資料やパンフレットを読んで投資先を選びましょう。

そして、確定拠出年金には(個人型)というものもあり、自営業者と、私的年金である企業年金のない企業の従業員が加入できます。

さまざまな商品から運用先を選ぶため、個人の責任で運用する形になりますが、保険や預貯金などローリクスの商品もあるので安心です。

なにより大きいメリットは所得税の控除対象になるので節税になること。

節税は唯一、ノーリスクでお金を手に入れられる投資です。

まだの人は、ぜひ検討してみてください。


2:国民年金の付加年金

厚生年金に加入していない人が検討したいのが「付加年金」。

国民年金保険料に毎月400円を支払うと、受給年齢の65歳になった時に、「200円×付加年金を納付した月数」の年金額が一生涯、上乗せされます。

たとえば10年間(120ヶ月)支払うと、400×120で4万8000円の払込み。受給時にはその半分の2万4000円が、毎年上乗せされるので、2年受給すれば払った額を上回ることになります。

少額かもしれませんが、利回り自体はきわめて高く、しかもローリスク。年金制度への不安感はあるかもしれませんが、制度の変更自体は考えられても破綻は考えにくいでしょう。

年金制度を賢く利用するのは、きわめてリスクの低い運用法といえるのです。


3:信用金庫の預貯金

たとえ金利の低い預貯金といえども、なるべくお得なところに預けましょう。

大手の都市銀にお金を預けてもなにも景品はくれませんが、地方銀行や信用金庫ならば、豪華な景品をつけてくれるところもあります。

たとえば東京の芝信用金庫の宅配月定期預金「こだわり積金」は、預金者に秋田や新潟などのお米や、長崎ちゃんぽん、岩手の冷麺などがもらえる特典があります。預金金利を考えれば、これはかなりお得な投資と言えるでしょう。

地銀や信金はもともと地域に密着して預金や積金を集め、地元の中小企業にお金を貸すというのが本業。意外と良いサービスをしているので、あなたも地元の地銀や信金を調べてみてください。


4:ミニ公募債

ミニ公募債とは、自治体が住民や地域の法人を対象に発行する地方債のこと。

保証された利回りが得られ、代金も戻ってきます。ただし自治体の財政状況によっては、全額が戻るとは言い切れないので注意を。

ちなみに2014年に山形県が発行した「加茂水族館クラゲドリーム債2014年度」は、5年満期で利率は0.47%。集まったお金で加茂水族館は「クラゲ水族館」にリニューアルし、立派な観光名所になりました。

利率は低いものの、なにより自分の住んでいる地域に貢献できるのがメリットになります。

面白みという点で劣る?かもしれませんが、個人向け国債はさらに堅実です。

5:純金積み立て

経済危機や大災害といった有事に強い金融商品といわれる金。

国内価格を10年単位で見ると1グラム1000円台から4000円台と大きく上がりました。

中国やインドでは金を持つことが富の象徴。新興国の経済成長にともなって金の需要はますます増えるという予測もあります。

もともとの供給量が少ないため、価格の推移が穏やかな金は、株や為替と違ってストレスが小さく運用できるのも魅力です。

積み立てでの購入なら1ヶ月3000円からできます。

さらに毎月少しづつ買い足していく方法なら相場の変動での一喜一憂も抑えられ、落ち着いた気持ちで長期の運用を行いやすいです。

プラチナ、銀の積立を扱っている会社もあり、併せて積み立てればリスク分散にもなりますのでチェックしてみましょう。


6:投資信託はハイリスク?

運用先がミックスされた投資信託(ファンド)商品は、リスク分散になるのでコツコツ投資に向いていると言われますが、実は落とし穴があります。

それが信託報酬。信託報酬は管理手数料ともいわれ、投資信託を保有している間、ずっとかかる手数料なのです。

現金と預金通帳

信託報酬の額はファンドによって違いますが、だいたい年に2%〜4%。これがファンドの時価(純資産額)に対し、日割りで課せられるのです。

しかもほとんどの投資信託は「毎月分配型」といって毎月分配した額に対して税金を獲られています。

つまり投資信託は、正味の運用成績が年利0%でプラスもマイナスなかったような時でも、あなたの取り分の資産はどんどん減っていく商品。

実は投資信託は、意外と長期のコツコツ運用にはむかない商品なのです。

もちろん価格が上がれば資産は増えますが、必ず上がるとは誰も言い切れません。当然ですが、下がることもあります。

特に株式の投資信託は投資したお金が半分以下になったりすることは珍しいことではないハイリスク商品です。

ちょうどお金が必要な時に価値が下落していたら……。

ちなみにハイリスクというと「株(株式)」をまず思い浮かべるかもしれません。たしかにその通りですが、株式は持ってるだけでは、余計なお金が引かれていくことはありません。

お金を貯めて、将来性のある企業の株をいろいろと少しづつ買うほうが、実はコツコツという運用形態には向いているのです。

多少の手間はかかりますが、楽しみも大きいオススメの方法です。

ローリスク運用は資産の保全にも

銀行預金でさえ、1000万円までしか補償されません。

ある程度の預金ができたら、預金先を分散するか、こうしたローリスク投資で、たとえわずかでもお金が殖えていくこと楽しみにするのもいいものです。

もちろんいまからお金を貯めて殖やしていこうという人にとっては、こうしたコツコツ貯めて殖やしていけるローリスク投資は、将来の資産形成に大きく役立つはず。

堅実な方法で、お金を増やしていくのは賢い選択です。

ローリスクローリターンで少しづつ資産をつくっていきましょう。

 
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あなたがローリスクにお金を増やしていけますように。