あなたの会社や勤め先では、年に2回のボーナスはきっちり支給されていますか?

業績が良くて無事に予定通りの月数分の額が支給された人はおめでとうございます!

何に使うか、すでに使い道が決まっている人、これから考える人、ローンの返済に当てる人、有意義な使い方を探してる人、みんなはいくら支給されてるの?…そんなこんなが気になる方が参考になるボーナスの使い道ランキングです。


気になるボーナスの使い道ランキング

受け取ったボーナス。気になるのは、その使い道ですね。みんないったい何に使っているのでしょうか?

価格情報サイト「価格.com」が実施した「2015年夏のボーナス」のリサーチによると、次のような結果になっています。

■ボーナスの消費目的の割合トップ5

1位 貯金 70%

2位 商品・サービスを購入する 65.6%

3位 旅行・外出をする(国内)43.8%

4位 ローン返済 36.8%

5位 子どもの教育費 31.5%

使う割合は貯金がトップで、ショッピングや旅行といった消費の代表格が続きます。さらに、ローン返済や子どもの教育費など、貯金も含め日本人の生真面目さが浮き彫りになる結果でした。

■平均消費額トップ5

1位 貯金(平均19万5874円)

2位 ローン返済(18万7677円)

3位 金融商品の購入・外貨預金など(16万6402円)

4位 旅行・外出する(国外)(15万9586円)

5位 子どもの教育費(14万5573円)

平均消費額を見ると、金融商品の購入や外貨預金がランクインしています。確かに、アベノミクス以降は日経平均株価が急上昇、とうとう2万円をブレイク。為替相場も円安トレンドが継続していて、米ドル/円の為替レートは120円台前半で推移、6月には一度、約13年ぶりに125円台をマークしました。こういった状況を目の当たりにして、「貯金だけではなく投資も」と考える人が増えたのかもしれません。いずれにしても、ビジネスパーソンの投資意欲は増大しているようです。

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ボーナスで自由に使える金額

さらに、掘り下げましょう。同調査では「ボーナスで自由で使える金額」もリサーチしていて、その結果は以下のようになります。

1位 5万~10万円未満 15.9%

2位 10万~20万円未満 14.1%

3位 3万~5万円未満 11.4%

4位 20万~30万円未満 10.3%

5位 1万~3万円未満 8.0%

妥当といったところでしょうか。とはいえ、回答者の半数近くは10万円以上だそうで、昨年の約35%から大幅にアップ。高額を使える人が増加=日本人のお金周りが良くなったということかもしれません。


ボーナスで買いたいモノ

なお、ボーナスで買いたい商品は「洋服・ファッション関連」「本・雑誌・マンガ」「家具・インテリア」「ノートパソコン」「カメラ」「スマホ」といった具合に、日常生活に根ざすアイテム・ツールが目立つようです。他にも冷蔵庫やエアコン、調理家電といった生活家電、ゲーム機やDVD/ブルーレイレコーダー・プレイヤー、オーディオ機器・ホームシアターセットなど、AV機器も見受けられました。自動車リフォーム・住宅設備という回答もあり、やはり高額商品に手を出す人が多いようです。

ボーナスで金融商品に投資

アベノミスク以来の株高や円安を受けて、株式や投資信託などの金融商品に投資する人も増えています。毎月定額の積立もボーナス月は増額にして、計画的に資産を増やしている人も。使うだけでなく、貰ったボーナスをさらに殖やすことを考えてみるのもいいかもしれません。

ボーナスで自己投資も

さらに一般的な消費ではなく、習い事やスポーツなど、自己投資にボーナスを使うビジネスパーソンもいるようです。

最近は、出勤前の人を対象に実施する「朝活セミナー」も都市部を中心に多く開催されています。半年コースだと10万円近くするカリキュラムもあり、ボーナスをもらったときが始めどきだということです。人気が高いのは、ビジネスや資産運用に直結するものだそう。パソコンスキル系や英会話はお馴染みのテーマで、先述した投資意欲の高まりもあり、株や不動産、分散投資に関するレクチャーも倍率は高いとか。

ボーナスで始める習い事

楽しみながら自分を伸ばしたいと考える人も多いようで、仕事にはつながらないものの、長く取り組めるものを選ぶケースも。同好の士だとコミュニケーションも図りやすく、組織を超えた人脈作りに役立つことから、こういった選択肢を取るのです。例えば、次のような習い事が挙げられます。

朝ヨガは、女性を中心に人気を集める習い事。出勤前に身体を動かすことで、オフィスにつく頃は身も心も目覚めていて、ビジネスも快適にスタートを切れるというメリットがあります。

料理教室も、習い事の鉄板ジャンル。ところが近年で変わったのは、男性の参加者が増えていること。「男子厨房に入らず」なんて、昔の話。いまは男性にとっても料理は生活の基礎スキルで、むしろできないことは不利に働きます。料理がいいのは、上達すると健康管理にも役立つこと。段取り上手にもなれます。

ボイストレーニングは、プロのヴォーカリスト、あるいはカラオケ好きの人だけがやることではありません。声を鍛えるとこで情報伝達スキルが向上し、張りのある声は交渉結果すら左右します。トレーニング中は声を出すのでストレス解消効果も!

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ボーナスで始めるスポーツ、運動

スポーツを趣味にするのも、立派な自己投資のひとつ。健康維持・増進にひと役買いますし、楽しみながら身体を鍛えられるというメリットがあります。慣れきたら、大小のイベントや大会に出場する人もいるほどです。

定番なのは、ウォーキングランニング。誰でも手軽に始めることができ、ジムでも外でも構いません。ウェアとシューズがあればよく、初期コストが抑えられるのも魅力的です。しかも最近は、東京都内なら皇居周辺など、ロッカーやシャワーブースが完備した、ランスペースも多数あります。荷物を預けることもできるので、出勤前後にひとっ走りということも可能です。

ここのところ人気を集めているのが、屋内専用施設が増えている、ボルダリング。壁にある岩(クライミングホールド)を使い登っていくスポーツですが、「どのルートで行くか?」といった戦略的思考も求められ、頭も身体も鍛えられます。

自転車スイミングも、メジャーなスポーツ。社会人の愛好家が多いことで知られています。自転車は通勤に利用するという手もあるでしょう。バイク、ウェアなど初期コストはかかりますが、だからこそボーナスをきっかけに始めてみては? 

スポーツを始めようという人は、
社会人になってからでも始められる!運動不足を解消するスポーツ9

有意義な使い道を考えよう

大事なのは、モノでもサービス、自己投資でも「自分や家族にとってプラスになる」使い方を選ぶこと。そうすることで満足度も高くなり、明日からも頑張ろうという気持ちになれるはずです。


ボーナス年間支給額の平均は?

アベノミクス以降、ゆるやかですが景気回復を歩み続ける、日本経済。2014年度本決算では大手企業を中心に過去最高益というケースも目立ちました。これに伴い、業績をボーナスに反映させる企業は、すでに現れ始めています。

ボーナス年間支給額ランキングトップ5

『東洋経済オンライン』と『就職四季報』(ともに東洋経済新報社)の調査によると、ボーナス年間支給額のトップ5は以下の通りです(2013年度実績)。

1位 大塚製薬 372万円

2位 JFEエンジニアリング 363万円

3位 新日鐵住金 341万円

4位 大気社 338.1万円

5位 三谷商事 318.7万円

あくまでも年間ですが、夏・冬の2回支給で考えると、1位の大塚製薬は186万円/回ということになり、これはかなりの高水準。2位~5位の企業も太っ腹です。

夏のボーナスの平均支給額

ちなみに、5月29日に経団連が公表した2015年夏のボーナス第1回集計によると、組合員平均の妥結額は昨年比2.43%増で、91万3106円。3年連続で増加していて、リーマンショック以降では最高の水準だそう。純利益2兆円という驚異的な業績を叩きだしたトヨタなど、円安が追い風になった自動車業界は軒並み100万円を超えました。

なお、上述の「価格.com」が実施した「2015年夏のボーナス」に関する調査の場合、今夏のボーナス平均推定支給額は前年比5万8000円の61万6000円で、2013年冬以降、4期連続で増加という結果でした。

興味深いのは、男性が前年比9.6%増の62万5000円だったのに対して、女性は同16.2%増の45万2000円。女性のボーナスが大幅にアップしているのです。これもアベノミクスの女性の積極的活用の効果でしょうか。

業種別では、金融業が同15.3%増の99万3000円でトップ、2番手は同12.6%増で69万8000円の製造業でした。

一方で、公務員のボーナスも増加傾向にあります。その額、前年比5.3%増の、61万7800円(2015年夏:国家公務員一般行政職)。国家公務員の給与やボーナスは2012年4月~2014年3月までは、東日本大震災の復興財源確保のひとつとして施行された「国家公民の給与の改定及び臨時特例に関する法律」に基づき削減されていましたが、昨夏のボーナスからは通常に戻り、さらに今年も上昇したというわけです。


ボーナスの有意義な使い道は見つかりましたか?

ということでボーナスの使い道と支給額を見てきました。時期的には、すでに夏のボーナスをすでに受け取っている人もいるのではないでしょうか。日々、汗水をたらし、上司からの暴言や雑な扱いに耐え忍んできた事もあるでしょう…(大げさでしょうか??)。しかし、ボーナスはそれらすべてを報いてくれます。

無事に支給された方はおめでとうございます!せっかく貰ったボーナスです。楽しく上手に活用しましょう。

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あなたがボーナスを有意義に活用できますように!